2015年10月12日月曜日

岐阜育樹祭

第39回全国育樹祭が岐阜県谷汲緑地公園において、
皇太子殿下御臨席のもと開催されました。

心配された空模様も、前日夜から当日の朝まで降っていましたが、
開式の前には上がりました。
「手から手へ 豊かな緑で ぼくらの未来」をテーマに、
地元の伝統芸能や多くの子どもたちの踊り等を中心に
100年後に残す森づくりに向け、会場が一体となりました。
最後は、伊藤英明さんの音頭により
会場参加者5000人が岐阜産の拍子木を使って
心を一つに、一丁締めで締めくくられました。

岐阜の名産とともに、心に残る育樹祭でした。
来年は、京都で開催です。

~以下、YOMIURI ON-LINE から引用~
【全国育樹祭】森林づくり、誓い新たに
    県重要無形民俗文化財「谷汲踊」などが披露された式典会場
  • 県重要無形民俗文化財「谷汲踊」などが披露された式典会場










◆皇太子さま、スギを間伐
 「手から手へ 豊かな緑で ぼくらの未来」をテーマに、皇太子さまをお迎えして11日、揖斐川町の谷汲緑地公園で行われた第39回全国育樹祭。皇太子さまが、昭和天皇と香淳皇后が植えられた樹木の近くにあるスギの木を初めて間伐された。また、育樹祭の式典では、女優竹下景子さんがナビゲーター(進行役)を務め、伝統・郷土芸能が披露されたほか、緑化活動に貢献した個人や団体が表彰された。参加者は、世代を超えて受け継がれる森林づくりへの誓いを新たにしていた。次回の育樹祭は京都府で行われる。
 育樹祭開催は、県や県内林業関係者の悲願だった。1957年に当時の谷汲村(現・揖斐川町)で開催された全国植樹祭で、昭和天皇と香淳皇后が植えられたスギの木を、現在の天皇、皇后両陛下が皇太子、同妃両殿下だった76年に視察された。これを機に、翌年から育樹祭が催されることとなった。
 こうしたいきさつから、県は「育樹祭発祥の地」などと称してきたが、県内で育樹祭が開催されたことがなかった。それだけに待ち望んだ関係者が多かった。
 皇太子さまは、ヘルメットをかぶり、ノコギリを手に取って、昭和天皇と香淳皇后が植えられた樹木の近くにあるスギの木に、ノコギリを3回入れ、切り込みを作られた。その後、森林技術者4人がノコギリなどを使って伐採した。
 皇太子さまにノコギリを渡した揖斐川町立谷汲小みどりの少年団の所龍杜りゅうと君(11)は「皇太子さまから『どんなことに興味を持っていますか』と尋ねられ、みどりの少年団の活動を通じて、木に興味を持っていますと答えました」と大役を果たし、ホッとした様子だった。
◆「大変意義深い大会」
 式典では、池田町出身の歌手石原詢子さんが君が代を独唱した。古田肇知事が「まさに皇室3代にわたる森林づくりを象徴する大変意義深い大会」と強調。皇太子さまは、間伐について、「木々の成長を促し、災害にも強い森林を育てる上で、間伐が適切に行われることは、とても意義深いことと感じました」と述べられた。
 式典後半に行われたアトラクションには、地元の小学生や園児、県内の林業関係者など約500人が出演。西濃地区の市町村をリレー形式でつないだ、樹齢100年を超える大木の丸太が会場内に運ばれると、小学生らが縄を引っ張って丸太を立てるパフォーマンスを披露した。揖斐川町立北方小6年、高橋拓見君(12)は「練習の成果を出し切ることができた」と満足げだった。
 進行役の竹下さんによると、皇太子さまに「子どもたちがたくさん練習してくれました」と話しかけると、皇太子さまは「息がぴったりでしたよ」と答えられたという。
◆会場で児童活躍
 育樹祭のお手入れ会場や式典会場などで地元の揖斐川町立谷汲小の全校児童が活躍した。お手入れ会場では、6年生20人のうち、所君と杉山萌衣めいさん(12)が介添え役を、式典会場でも、岡部怜香さん(11)ら8人が旗の入場や掲揚、裏方の接待役を務めた。
 さらに、アトラクションには10人が「子ども大工」役などで登場。8月末からほぼ連日のようにダンスや動作の練習を繰り返した。長井心深こごみさん(11)は「木のオブジェに葉っぱをちゃんとかぶせるのが難しかった」と話し、古野海音かいと君(11)は皇太子さまの前で演技し、「ちょっと緊張したけどうまくできた」とうれしそうだった。
 5年生15人は会場客席で見守り、皇太子さまの休憩所としても使われた同校では1~4年生が旗を振りながら出迎えや見送りを行った。同小の野口正史教諭は「子どもたちには貴重な体験だった」と話した。
2015年10月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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